扁桃体(Amygdala)
一言でいうと
「危険探知機」
脳は常に
- 安全か?
- 危険か?
- 逃げるべきか?
を判断しています。
その中心が扁桃体です。
扁桃体が活性化すると
- 不安が強くなる
- 警戒心が高くなる
- 痛みを強く感じる
- 筋緊張が上がる
- 呼吸が浅くなる
- 心拍数が上がる
つまり
身体を"戦闘モード"へ切り替える中枢
です。
臨床で考えるなら
肩こり
腰痛
慢性痛
めまい
過呼吸
不眠
これらは
「筋肉が悪い」
というより
扁桃体が危険を感じ続けている状態
とも解釈できます。
島皮質(Insula)
一言でいうと
「今の自分の状態を感じる脳」
島皮質は
- 呼吸
- 心拍
- 胃腸
- 血圧
- 疲労感
- 痛み
- 温度
- 空腹
などを常に監視しています。
島皮質の役割
例えば
・今日は元気
・なんとなく疲れている
・なんとなく不安
・今日は集中できる
こういった
身体の状態を感覚として意識に上げる
のが島皮質です。
痛みとの関係
面白いのは
痛みそのものではなく
「その痛みをどう感じるか」
に島皮質が関与することです。
同じ腰痛でも
- 気にならない人
- 強烈に苦痛な人
がいるのは
島皮質や扁桃体の活動が違うためです。
扁桃体と島皮質の関係
実はこの2つはセットで働きます。
島皮質
「なんか身体がおかしい」
↓
扁桃体
「危険かもしれない!」
↓
交感神経
「戦え!逃げろ!」
↓
筋緊張上昇
↓
痛み増加
↓
さらに島皮質が異常を感じる
というループが起こります。
運動指導者向けにまとめると
扁桃体
- 危険を察知する
- 痛みを増幅する
- 筋緊張を高める
- 防御反応を作る
島皮質
- 身体状態を感じる
- 内受容感覚の中枢
- 痛みや不安を意識化する
- 安全か危険かを評価する
つまり慢性痛の多くは
筋肉だけの問題ではなく
「島皮質が危険を感じ」
「扁桃体が防御反応を起こし」
「身体が緊張し続けている状態」
とも考えることができます。
だから表情、呼吸、視覚、前庭覚、触覚、安心感、人との関わりなどが痛みを変えることがあるわけです。
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