骨盤の解剖学

 

仙骨とは、脊椎の下部に位置する大きな三角形の骨で、骨盤の上方後部であり、くさびのように寛骨に差し込まれている。その上部は腰椎の最下部と結合しており、下部は尾骨と結合している。通常、5つの椎骨から16--18歳ごろに癒合開始し、多くの場合34歳までに完全に癒合する。

仙骨は3つの異なる面を持っており、それぞれが様々な形状を形成する。仙骨は4つの他の骨と関節結合する。全体に彎曲しており、前傾している。前方に凹面になっている。仙骨底は前方に突出し、岬角を形成している。ここが仙骨の最上部である。中央部は大きく背側に湾曲し、骨盤腔の空間を形成している。側方への2つの突出は仙骨翼と呼ばれ、腸骨とL字型の仙腸関節を形成する。

仙椎骨は胚発生のはじめの1月の終わりに、上位の脊椎が形成されたのち形成される。

その仙骨の前傾方法とその意味、また重要性とは?

ちなみに

妊娠すると女性の骨盤は徐々にゆるんでいき、出産時に最大に開きます。
そして出産後、骨盤が締まらないままでいると、体型が元に戻らない、下っ腹が出る、さらには尿もれしやすくなるなどの現象に悩まされることになります。

女性の骨盤は、妊娠すると“リラキシン”というホルモンが分泌され、恥骨結合と仙腸関節が徐々にゆるんで骨盤が開いていきます。これは、赤ちゃんが骨盤の中を通りやすいようにするためで、出産時には最大に開きます。

 



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