脛骨の上を大腿骨が前後にすべり転がることによって膝の曲げ伸ばしが可能になります。
この3つの骨の表面は弾力のある柔らかな軟骨で覆われ、クッションの役目を果たしています。
また大腿骨と脛骨の間にある半月板にも、関節に加わる衝撃を吸収する役目があります。
膝の前面を膝頭、膝小僧という。後面はひかがみ(膕、引屈)という。
膝は足裏以外では接地することが多い部位である。
たとえばかかとを挙げ、つま先と膝をついて座る座り方は「跪く」と言い、多くの民族に見られる。
つま先を伸ばして足の甲と膝をつくのを正座という。
いずれも改まった場、あるいはへりくだった姿勢を示す。
這う場合も足裏ではなく膝をつく。
転ぶ場合には膝からぶつかることも多い。
そのせいもあってか
膝は高齢になるにつれて非常に疾患として疼痛が起こりやすい部位である
変形性膝関節症とは、膝の関節にある軟骨が徐々にすり減って骨が露出し、骨同士がぶつかり合うことで、骨が変形してしまう病気です。膝に慢性的な炎症や変形が生じ、痛みや足の変形などの症状が現れます。2008年の厚生労働省の報告によると、本邦における、自覚症状を有する変形性膝関節症の患者数は1,000万人に上るとされており、40歳以上の男性の4割以上、女性の6割以上が変形性膝関節症をきたしているという報告もあります
変形性関節症の患者さんの男女比は1:4と、女性に多いことが特徴です。この理由ははっきりと解明されていませんが、一部で骨粗しょう症との関連が指摘されています。
変形性膝関節症は、脛骨というすねの内側の骨の強度が低下することが原因として注目されています。骨の弱くなる原因のひとつが骨粗しょう症であり、骨粗しょう症は女性に多い病気です。このような理由から、変形性膝関節症は女性に多くみられるのではないかという見方があります。ただし、2019年現在、両者の関係性はまだ研究段階です。今後のさらなる解明が求められるでしょう。
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